パパ教員の戯れ言日記

このブログの発信は個人としての発信です。こんな教員もいるのかと思っていただければ幸いです。

200人以上を集めてプログラミング教育のイベントを開催したよ!「電気の利用×プログラミング教育」

電気の利用×プログラミング教育と題して、イベントを開催して参りました。

超がつくほど長いですので、お時間のあるときにごゆっくり。

そして、話が至るところに飛びますので、読みづらいと思います!

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アイキャッチが間違っていることに誰一人ツッコミをいただいていなかった。笑

前回の記事には開催までの流れが書いてありますので、まだの方は是非。

blog.edunote.jp

集客手段としてのFAX

まずこれ。今回、チャンネルを広げるためにFAXを送ったんです。関東の全小学校に。

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全部で4779件

印象としては、FAXからお申し込みいただけたのは30名くらい?ってところですか。
ただ、FAXの反応としては良いらしいです。

ただ、これは参加費500円のイベントの集客手段としてはなかなか難しいですね。FAX送信費用が39426円。これをどう見るかですね。

なお、この費用を捻出するために、ノートパソコンを売りました。笑

そして、新しいノートパソコンを買いました。支払いまでのタイムラグが発生するので、それで支払おうとした感じです。結果的には当然売値は低いですから2万円くらい持ち出しましたけど、保証が復活してちょっとスペックが上がったので良いでしょう。

お弁当の注文

今回、スタッフだけで50名以上。
品川でお弁当の注文しようとして、大戸屋(会場から歩いて3分くらい)で注文しようとしたら枠が無くて断念しました。

それで結局頼んだのは、品川のエキュート内の鳥麻です。

www.net-ekinaka.com

55個頼んだら、電話掛かってきました。受け取りの時間の確認。8時から10時の枠(という指定しか無かった)のですが、職人が焼く時間があるので、10時にならないかというご相談でした。数が多くですみませんでした…。とても美味しかったです!

今回の連絡はSlackで

前回のイベントは、Facebookグループで行っていたのですが、ノイズが多くて大変でした。そこで、今回はSlackに移行した訳ですが、ここでも大変でした。

まず、日頃Slackを使っている方は全く問題ないのですが、使ったことのない方や、知っているけれども使っていない方にとっては、Slackを見るという一手間を増やすことになっている訳です。なので、その習慣が確立されていない方はなかなかSlackを見ていただけずにメール送ったり、電話したりしました。ここは別にイベントだけを皆さんされている訳では無いので、しょうが無いですよね。

ただ、近くなってきたらみんなSlack見てくださいました。笑

結果的に、Slackはやっぱり良いです。ただ、集約の場としては使いづらいのでそこはGoogleドキュメントやスプレッドシートを使いました。

サイトの運営はWordpressで

ここを見て環境設定。

qiita.com

Google Cloud PlatformとCloudflareを活用してみたのですが、何これ。全然使える。
こんなの無料で使えるのか…。固定IP代なんて払う払うー!

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0円

メールアドレスは、さくらのメールボックスを契約。ちょっとCloudflareとの連携に手こずりましたけど、月87円で独自ドメインのメールアドレス使えるのは有り難い。いや、自宅サーバーにやらせれば良いんでしょうけど、87円払えば色々なしがらみから抜け出せるなら払いますよ。めんどくさいもん。

Wordpressは本当に楽ちんになりましたね。Elementorというプラグイン入れたら、パッチワークみたいにサクサクサイトが作れました。こんなに楽なのか…。

ja.wordpress.org

指導案編集にGoogleドキュメントは使いづらい

指導案は共同編集するので、Googleドキュメントを使いました。
サクッと公開してあるように見えますが、場合によっては紙をスキャンしたPDFから起こして、そこから担当ごとに意見を出し合って、指導案にしています。

共同編集という点では超がつくほど有り難かったのですが、指導案の形式をそのまま再現することはなかなかに難しかったです。

Wordだとこんな感じの使い方は結構あるんですけど、

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Wordで列をまたいでオブジェクトを置く

これを再現しようとすると…

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なぜか左の列にだけ表示されて、後は隠れてしまいます。

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Googleドキュメントだとうまくいかない

このあたり、どうにかならないと困るなぁ…。

MSさん、神対応すぎる

このイベントに際して、MSさんは3名もの社員さんを付けてくださいました。しかも皆さんフットワークが軽い軽い。恐縮しきりの準備および当日でした。会場をお借りできるだけでも有り難いのに、当日のご対応までありがとうございました。

Peatixでの申し込みについて

今回、申し込みをPeatixに限定しました。というのも、前回は無料のイベントとして開催したら、当日の無断キャンセルが多かったんです。

なので、今回は有料でやるというのは既定路線でした。とは言え、儲かってはいけないので、教材をお渡しするということに。ワニ口クリップと理科の教材。普通に買うと700円くらいの品物ですが、色々と工面して500円で収まりました。

Peatixの手数料は結構高くて、手数料だけで言えばNintendo Switch買えますが、そのために色々な面倒から解放されたのでその分イベントに集中できました。お金の管理とか計算とか、実際にカウントして合ってないと地獄ですからね…。

そういった意味では、全部あちらがそこら辺をやってくれて、当日あまりお金とにらめっこしないで済むのは有り難かったです。今回はほぼ私が全部立て替えているので、後のやり取りがほとんど無いのも楽でした。

ただ、Peatixはチケットの変更が利かないので、こっちの授業に変更したい…というのが全部手動だったのは面倒でした。そこら辺は考えないとですね。

懇親会について

懇親会はカクヤスとシェフコレ、くるめしを活用させていただきました。

飲み物は全部カクヤスで、食べ物は手でつまめるモノがいいという反省からサンドイッチとカツサンド、あとはおまけで揚げ物やチーズなど。

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不評では無かったので良しとしよう

この場、本を出しているくらいの人が司会だったのですが、おそらくほとんどの方は知らないかも知れません。その他にも、テレビに出ている人がいたり、各メーカーの方がいたりと、すごい参加者だったんです。多分二度と無いくらいの集まりでした。実は。

模擬授業について

さて、ここからが本題です。

模擬授業については以下の制約を設けました。

  • 模擬授業をして欲しいこと
  • 40分で全部おさめて欲しいこと
  • 指導案はシェアして欲しいこと
  • 入れ替えは10分なこと

時間的な制約については、実際の授業を想定しています。子どもたちも10分で入れ替えな訳ですから、それに対応できないと教材としては利用できません。また、様々な教室で行われるために、部屋も移動が発生していました。

こちらに関しては、反省点としても挙がっていました(入れ替えの時間が短すぎる)が、工夫のしどころだと思います。スクーミーさんはこの会の後で簡単にできるようなケースを開発されていました。実際やってみて、教材メーカーとしても課題点が見つかってくれば、来年度の子どもたちが楽しめる時間が増えます。

さて、今回の様子をちょっとだけお見せしますね。

みんなのコード

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なんか見たことあるぞ…?

うおおおおおおい。これじゃ無いですか。笑

blog.edunote.jp

授業者はみんなのコードの竹谷先生。(元教員ですので竹谷先生と私は呼んでいます)
サポーターとして畑さんも参戦されました。

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みんなのコードの畑さん

この方がまた、頑張り屋さんなので、皆さんも見かけたら声をかけてください。合い言葉は「CSWお疲れ様」です。

www.wantedly.com

ナリカ

ナリカは、EDIXで興奮したブースです。

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レゴってだけでワクワクする

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レゴのプログラミング画面は横に繋がる!
DFROBOT

出ました!深セン!中国のメーカーです!ここがまたスゴいんですよ。多分、こんなにじっくり触れるのはこの会だけだったと思います。

講師は多くの著作を持つ、倉本さん。

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倉本氏

BOSONはこんな風に、micro:bitにつなげていくタイプなのですが、めちゃくちゃ種類があるんです。組み合わせは無限大!

embot

embotも理科の授業で使えます!かわいい見た目から、図工や総合での活用が多いですが、理科でも使える。色々な場面で使えるのはembotの強みです。今回は現役の教員3人が持ち回りで担当しました。

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センサーと連携も可能なembot
MESH

担当は小池先生。この方、超がつくくらいに授業がうまい。何なの。(嫉妬

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歓声が上がるMESHの会場でした

くらくなると…

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トラブル無く、LEDが点灯

導入にハードルがある(価格)点さえクリアできたら、最高の授業が約束されます。

スクーミー

確かに、知名度は低いかもしれませんが、勢いが半端ないスクーミー。
キットだけじゃなくてパソコンも含めて貸し出しを行うという、スゴいプランまで発表されていました。

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今後広がりを見せるスクーミーを先行体験!
ケニス

講師役はアンドリュー氏(ケニスの方です)。

こちらはmbotです。発音が同じなのですが、こちらは車タイプ。

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mBotの授業の様子

よく、社会の5年生で「自動ブレーキ」のプログラミングをするという例は挙がっていましたが、理科でも使えることを広めてくださいました。

アーテック

講師を務めたのは、アーテックの濱田さん。

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Necoライトなどでもお世話になったアーテックさん

Scratchに慣れた子であれば、楽にプログラミングが可能でしょう。

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授業の様子

展示

最初、展示が全然無くて焦って声かけたら全部の企業が展示もしてくださいました。本当に有り難い。

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展示の様子

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レシート印刷もされたよ(広報していないので全然無かったけど!)

何を伝えたかったか

閉会式でお話ししたのですが、

  • 来年度から新学習指導要領が始まる
  • 6年生は一年しか小学校にいない
  • ということは、6年生はやらないとだ!
  • だからこの会を企画しました。
  • Type_Tは「とにかく やってみる プログラミング教育 ティーチャーズ」の略。
  • プログラミング教育で困っているとか、やってみたい!とか、色々な人にとっての旗印になれば幸い。ステッカー、使ってください。
  • 今日、やってみて分かったことがたくさんあると思います。
  • なので、色々と理屈をこねる前に、やってみてから色々考えても良いと思います。
  • 子どもたちとどんどんやってみましょう!

ということを話しました。

試行錯誤。これってプログラミングじゃないですか。上手くいかなかった時に、立ち止まって考えたって遅くないです。どんどん行きましょう。

ワクワクする未来を作る子どもたちのために、自分たちがワクワクできることを。

今後も、機会があったらイベント開催したいですね。ちょっとコツが分かって参りました!

とは言え、私。

当日は必死に受け付け名簿作っていただけなんですけど!笑

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余裕そうに見えますが、ギリギリの戦いをしています

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帰りはすっかり夜に。

指導案や、授業動画(後日公開予定)は、Type_Tのサイトにありますので、是非ご覧ください。

何かのお役に立てれば嬉しいです。

typet.jp

以上、イベントレポートでした。