パパ教員の戯れ言日記

このブログの発信は個人としての発信です。こんな教員もいるのかと思っていただければ幸いです。

iOS 12の「スクリーンタイム」で子どものiPhoneの利用時間を制限してみた

今日から公開のiOS 12

今日から公開(というかもう既にダウンロード可能)のiOS 12ですが、新機能としてスクリーンタイムと言うものがあります。

www.apple.com

スクリーンタイムで使用時間を視覚化

こちらは、自分のiPhone(を含むiOS端末)をどのくらい、何に使っているのかを視覚化できる機能です。

これにより、自分の使用状態を把握し、使いすぎないように考えることができます。何事でもまずデータを集めること、大切です。早速今日公開の正式版に先駆けて、GM版を入れてました。

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なるほど。(機種変したばかりなのでデータがリセットされてしまっている)

ところで、この機能、ファミリー共有している子どもの端末の情報も見ることができるんですよね。

こういう機能自体はiOS 12が初めてじゃないです。Windows 10にもありますし、Nintendo Switchにもあります

どちらも我が家では有効化されており、次男はWindowsの使用時間を制限しないと延々とScratchをやり続けて宿題を放置してしまうため導入(といってもScratchの楽しさは分かるので制限は他のことに支障が出ない限界であろう2時間)、Switchは兄弟でのプレイ時間を均等にするために使われています。

なので、iOS 12で新しくスクリーンタイムが導入されたとしても、我が家では既に行われていることの端末が増えただけであり、子どもに導入する目的と具体的なポリシーを伝え、不満があったら話し合いを行うことで合意、2日間だけ運用してみました。

制限の具体的な内容

  1. 休止時間(ホワイトリスト以外使用不可)は0時から5時
  2. 本来の目的である「親との連絡用」以外のアプリに関しては、1日の最大利用時間(スクリーンが点灯している時間)を3時間とする
  3. 利用時間が過ぎたら、アプリケーションは強制的に終了される
  4. 必要な場合は延長要請を出して良いが、理由を伝えること
  5. Wi-Fiのタイマー(親機側)については本制限の導入とともに解除する

甘いかも知れないけれども、まずはここから。

なお、制限するアプリなんですけれども、カテゴリによる制限も可能なんですが、オススメはアプリを一つ一つ追加して、その集合に対して制限をかけるようにすること。
普通に制限をかけようとすると、カテゴリ単位での制限になりますが、小回りがきかないんですね。(後述)

アプリ毎の制限ですが、制限をかける前にスクリーンタイムをONにしておくと、いくつかのアプリが使用時間に出てきます。

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その名前をタップすると、アプリ毎の制限に入れます。

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すると、アプリ毎の制限のメニューで、他のアプリもその制限の仲間に入れることができるようになっていますので、そこでまとめて追加、そのグループに対して制限時間を設けます。

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ホワイトリストが少ない場合は、全部のアプリに対して制限して、ホワイトリストをきちんと運用すれば良いと思います。

今思ったけど、そっちの方が楽じゃn(略

ただ、カテゴリで制限しようとしている方は気をつけて下さい。

YouTubeの時間を制限したいなーと考えて、エンタメのカテゴリに対して制限を設けるじゃないですか。

そうすると、確かに時間でYouTubeのアプリは起動できなくなります、YouTube自体はSafariで見ることができます。(いたちごっこの始まり)

さて、ホワイトリストですが、我が家ではLINEも連絡手段として活用されている他、位置情報と連動して塾に着いたとか塾から帰ったとかもLINEで通知されるようになっているので、LINEもホワイトリストに入れました。ここら辺、長男の友人が深夜までLINEでの会話をしてくるようなら考え直します。

後は勉強に使うだろうもの、乗り換え案内、天気、ミュージックあたりは常に使えるようにしました。

目的を共有して同意の上で使う

とまあ、このような感じで制限をしてみたんですけれども、何回も言いますが親が子どもの使用状況を把握する必要性は残念ながらあります。

こういうエントリーを公開するのは数本ありましたが、そのどれにも「親に管理されたくない」とか「キモい」というコメントが散見されます。それはそのご家庭での考え方なので、私はどのように思われようが構いません。

生活リズムが乱れるということもそうですが、犯罪に巻き込まれる、逆に犯罪に加担する恐れもゼロではありません。

その際に、誰がスマホを持たせたのか、と言われれば親です。

最終責任者として、緩やかな制限をかけつつも、端末の最終的な主導権、手綱はしっかりと握っておかないといけません。そういう用途で考えると、iPhoneは子どもに与える端末として安心です。アプリを入れるのに保護者の許可が必要ですし、帰りが遅いとなってもいざとなれば「iPhoneを探す」で場所を把握できますし。そして、今回のiOS 12においてはその安心が更に追加された格好です。(機能追加によって、TONEは痛手を負ったと思うけど)

子どもと制限の必要性について、目的を共有し、正しく使えるように導けるような制限、ルールを策定して運用することが、親としての務めかなと思います。

頭ごなしにルールを押しつけるのとは違います。子どもと一緒に話し合いながら、どういったルールで運用されるべきかについて話し合い、お互い納得した上で運用していくことが大切です。そういった意味では、いつだって親子関係の基本はコミュニケーション。これをきっかけに是非話し合ってみてはいかがでしょうか。

新しくなったiOS 12の新機能「スクリーンタイム」の紹介でした。

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3時間でも足りないのかよ!!と言いたいじゃないですか。

まぁでも、敬老の日だったし。休みだったし。部活もやって、検定に向けての勉強もしっかりやってたので、許可しましょ。うん。

…許可ボタンを押す前に寝落ちしてしまった。

ゴメン、息子よ。