突然ブログの更新を再開する人。お久しぶりです。
さて、今回急に筆が乗ったのはサードプレイス事業についてです。
最初はX(旧Twitter)に書こうと思っていたのですが、あまりにもスレッドが長くなるのでブログに書き換えます。
不登校の児童生徒が増え続けている
コロナによる臨時休校などのイレギュラーな事態を経て、不登校の児童生徒は増え続けています。令和4年度には小学校で1.7%、中学校ではなんと5.98%が不登校となっています。
学校ができることには限界があるかも知れません
では、不登校の児童生徒に対して学校はどのようなアプローチをしてきたでしょうか。
私も自省しながら述べますが、「ほとんど何もできていない」のが現実ではないでしょうか。朝、顔を見に行ったり、放課後電話したり、放課後に登校してもらったりと、色々手は尽くしてきました。でも、その子を笑顔にするという目標はなかなか達成できなかったです。めちゃくちゃ悔しかった。
ものすごく言い方が悪いのですが、1人に対してかけられる時間は残念ながらそれほど多くありません。
「できたらいいけど、ひとりひとりに丁寧に対応することは絵空事でもある。」
歯がゆい思いをしながら、今この瞬間もなお、不登校の児童生徒となんとか絆を作ろうと努力されている先生方には頭が下がる思いです。
だとすれば、NPOをはじめとする第三者がこの事態に対して一石を投じることに、価値はあると思います。
打ち込めることを見つけ出す力を。
一面的なイメージですみません。家でずっと時間をつぶすように過ごす彼ら。
もしも打ち込めることが見つかったら、きっとそれを大好きになって、いっぱい追究していきたいと思ってくれると思うんです。
その打ち込めることに対して、私(たち)はデジタルファブリケーションをはじめとするデジタルなモノづくりという選択肢を提示することができます。
今は無いのですが、3Dプリンターなんてデジタルファブリケーションとして一番に挙がるものじゃないでしょうか。
その他にも、協力いただいている方に貸与いただいているレーザーカッター。これ、めちゃくちゃ面白いです。
マイクラを用いてデジタルな街作りも素敵ですね。サーバーを立てれば集まることだったできます。もちろん、Scratchをはじめとする各種プログラミングツールを用いてプログラミングをしたり、少し進んでアプリ開発やWeb開発、Unityによるゲーム作りや、micro:bit、Arduinoなどを活用したフィジカルなプログラミングなんかも素敵です。
もちろん、DTM、動画作りなんかも楽しそうです…
でも、これらの選択肢に対して、子どもたちが自由に使える場があまりにも少ない。
学校のコンピュータ室を改装し、そこで取り組めるようになっていれば、プロトタイプ作りからサイクルをたくさん回し、みんなをあっと言わせるようなものが、多数の学校から出てきたのかも知れません。
でも、現状はそうではありません。
子どもたちが自由に使える場を整えている地方自治体は本当に数えるばかりです。
もう少し進んで、不登校の子たちも使える場として整備している地方自治体は本当に少ない。
GIGA端末の持ち帰りもそうですが、そこにいつでも使える状態であることが大切なんです。だから、基本的には毎日、昼間も、開いている場を作りたい。
だから、場は整えた。
そうして…ちょっと段ボール捨て切れていないんですけど、とりあえず形にはなりました。
今、この机の配置はちょっとワークショップやるのでこれにしていますが、不登校の児童生徒にとってスクール型ってあまり好きじゃ無いと思うので、アイランド型とかにもフレキシブルに変えられるようにしようと思います。
あとは、3Dプリンター置こうか、動画作成できる、マイクラできるちょっと強いPC置こうか、とか考えているのですが、ここで当たり前の事実に行きあたります。
お金が足りない
まぁ当然と言えば当然です。
むしろ、NPOの準会員としてサポートしてくださっている企業様からお預かりした資金や、寄付キャンペーンを実施してくださって寄付してくださった方無しではここまでできませんでした。本当にありがたいです。
今出している助成金、通るといいなぁ…。
あとは、人の確保。大学生ボランティアという策もあるかも知れません、待機中好きなことしていいよ、という条件なら誰か応募して…くれないかなぁ。駅から徒歩4分。
ここら辺も、助成金が通れば、ちゃんと常勤として雇って、子どもたちに楽しんで使ってもらいたいな。
放課後なんかは不登校関係なく来たっていいじゃないですか。
更に夕方から夜間、休日なんかは先生方が集まってワークショップしたり、先生だってモノづくりしてもいいじゃないですか。
なので、皆さんに聞きたいです。
私のやろうとしていること、どう思いますか?無謀でしょうか?
でも、学校に来ている来ていないに関わらず、全ての子どもたちに笑顔になってほしいと思うのは、欲が深すぎるでしょうか。
今まで私が代表理事を務めているNPOでは、全国の先生方のために動いてきました。
しかしながらここ最近、地元に対しての恩義を返したいと思っています。
そして、地元で上手くいったら、これを全国に広めます。
どうでしょう。
たくさんの子どもたちが自分のやりたいことをとことん追究できる場が、全国にできたら。
きっと日本は面白くなっていくと思います。
もし賛同してくださるなら、ちょっとだけでも応援してくれたらうれしいです。