5年生と言えば、エプロンを家庭科で作りますよね。
2学期の教材なので、エプロンの教材についていろいろ調べ回ってたんですが。
あれ…型紙付きの教材が消えてる…
どうやら、型紙を布に写し取って…という方法は消滅した(もしくは積極的に売りに出ない)模様です。
型紙付きとは?
型紙付きってどう言うのだったのかというと、
ぶんけいのPDFから引用します。
こんな感じで、型紙を自分の身体のサイズに合わせながら、できあがりサイズを紙でまず規定するところからスタートするのが、型紙ありというものです。
私は、この型紙有りを積極的に採用していました。別のものを作ろうと思った時に、型紙から作るという経験が生きてくると思っていたからです。
ところが、今年複数の業者からいただいた申し込み用の封筒からは、この型紙付きが消え失せました。
どんな風になったのか
例えば、新学社さんは、表にプリントしているものがWeb上に載っています。リンク先から引用します。
日本標準さんを初めとして、多くのメーカーは裏面印刷が多くなってきています。
日本標準さんのページから引用させていただきます。
これのスゴいところは、裏にビッシリ色々と書いてあるから、指導の流れが確立すること。ただ、メーカーを揃えないとごちゃごちゃになる。笑
そして、こんなに書いてあるのに、洗濯で落ちること。証拠隠滅すごい。
これなら、指導はしやすいだろうし、子どもたちも短時間で完成させることが出来るので、Win-Winですね!
…いやいや、違うんじゃないか…?
お客様を作りたいのか問題
確かにエプロンは完成しますし、短時間でも終えられるでしょう。
でも、それは果たして、次の時に真っさらな布から作れる力がついたと言えるんでしょうかね。
例えとしては悪いですが、Cook Do使って調理実習するようなもんです。
いや、Cook Do自体は何にも悪くないですが、それで調理実習したら「その料理の作り方を学習した」と言えるのでしょうか…。ちょっと違うんじゃないかなーと。
せっかくチャコペンも持っている、しるし付けが楽になるものさしも持っている。なのにプリントされているものを切るところからスタート。んー。どうなんでしょう。
このお母様なんか、とてもステキな援助をされていますが、こう言うのって一度やってみるから、分かるんだと思うんだけどなぁ。
いずれにしても、もう型紙付きのが消えたので、プリントされているものでやりたいと思います。悲しいな、というお話でした。