パパ教員の戯れ言日記

パパ教員の立場から、ただただ戯れ言を綴る日記。教員全体の意見ではありませんので、悪しからず。

登校しぶりにどう対処するか - 質問箱の質問から

Twitterで質問を受け付ける、Peing(途中色々ありましたが)に寄せられる質問に、登校しぶりについての質問が時々あります。

特に、学期始めや長期休業明けには多く寄せられ、何度かお答えしたことがあります。

こんにちは。小1の娘なんですが、連休明けから登校しぶりがみられるようになりました。学校行きたくないと泣いています | Peing -質問箱-

そして、今回また質問をお受け致しました。一般的な話になってしまい恐縮ですが、長文になるのでブログ記事としてお答えできればと思います。

質問内容

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寄せられた質問

peing…質問内容がテキストでもらえないの何でですかね…。

さて、登校しぶりに関しては、勉強不足で経験論しか語れないのですが、それでもお答えできる範囲でお答えしたいと思います。

登校しぶりは逃げじゃない

まず、大きくおさえておきたいのは、登校しぶりに関して、逃げだとか、甘えだとか、怠けだとか、そういう捉え方をしてしまった時点で解消は遠いということです。

もちろん、肯定的に捉えることは難しいとは思いますし、親御さんからすれば不安になると思います。しかしながら、登校しぶりは何らかのメッセージが内包されていると考えないと、原因を考えるというステップに進めません。

ほとんどのケースにおいて「理由」があり、そのために登校しぶりという現象が起きていると考えましょう。ですから、気合いでどうにかなるモノではありません。

ただ、長期化している場合は「家の方が好きだから」という理由になっている場合があります。そこまで行き着くとなかなかに解消が難しいです。そうならないうちに手を打つ必要があると思っています。

理由から遠ざかる手段としての登校しぶり

さて、理由については多種多様なものが考えられます。

  • 登校班(通学班)にいる子との関係性
  • クラスの友だちとの関係性(便宜上友だちという表現をします)
  • 同じ学年の友だちとの関係性
  • 先生との関係性
  • 教科担当の先生との関係性
  • 忘れ物に気がついてしまった
  • 宿題をやっていないことに気がついてしまった
  • 今日の予定に、嫌なものがある
  • 給食がどうしても食べられないものだ
  • 学校に行くことで今日は嫌なことが起きる気がする

他にも色々あると思いますが、大雑把にまとめてしまうと「不安感」と言えるでしょう。

不安感を取り除くためには

不安感を取り除くためには、「不安に思っていたけれども、大丈夫だった」という経験をして、「不安感を持っていても、大丈夫なんだ」という考えを強化していくしかありません。

よって、一つの取り組みとして、「安心できるところまで付き添う(不安感を克服できる場所まで安心できる人が付き添う)」という選択肢が出てきた訳です。

ここで、担任の先生との連携が大事になってきます。

担任の先生が、その子にとって安心感を与える存在であれば、親御さんから先生にスムーズに引き継ぎが出来ます。連携がうまくいけばほぼ安心です。

ところが、不安感の元凶が担任の先生だった場合は、むしろ引き継ぐことが逆効果になります。この場合は親御さんがまず担任の先生のことを子どもがどう思っているのかを十分に聞き取った上で、(面倒ですが)言葉を選びながら担任の先生に伝える必要が出てきます。言いづらければ校長に直接言ってしまって良いかと思います。

失敗談ですが、不登校の子を担任したとき、一学期から朝ふらっとその子の家にお迎えに行くような真似をしていました。端から見れば熱心な先生かも知れませんが、本人からすれば関係性も出来ていない大人が強制的に学校に連れて行こうと顔を出してくるわけですから、行けるはずがありません。現にこの作戦は一度たりとも成功しませんでした。

担任がすべきこと

釈迦に説法なので箇条書き。

  • クラスを安定させる。安心できる場にする。受け入れられる土壌を作ること
  • 保護者と連携を図り、情報を共有しておくこと
  • 本人との関係作りを第一におくこと
  • 関係が出来てきたら、ちょっとずつ楽しそうなことをお話ししてクラスへの興味を持たせること
  • クラスに来たら、大げさにしないで、普通に過ごさせ、帰るとき、最後にアイコンタクトやハンドサインで「やったね!」とちょっとだけ伝えること
  • 「出来ないこと」に目を向けさせすぎないこと
  • スモールステップで誉めること
  • 自信をつけさせること

質問への回答(補足)

今回のケースは、深入りしすぎずに、「話したくなったら話してね。」でまだOKに思いますが、続くようなら「心配だから、話せることでいいから話してくれないかな。」と真面目モードで話をすると良い気がします。根掘り葉掘り聞こうとすると殻に閉じこもってしまう恐れもあります。無理矢理聞いても良い結果は出ません。

いずれにしても、親子の間で話が気軽に出来る関係性は維持。

付き添いのゴールは、話し合って再設定。最初はCゾーンスタート。

Cゾーン? → コンフォートゾーンとは何か? 抜けだして成長するためのポイント | ライフハッカー[日本版]

Cゾーンから少しずつ出る。ちょっとずつCゾーンを広げる。

と同時に再発していることを先生に伝える。対処を求めなくてもよいですが、伝えておくだけで目を向ける数が増えると思います。

まとめ

とまぁ、こんな感じでしょうか。

低学年のうちはストレス(不安感)への対処法が確立できておらず、登校を渋ることが多いように思いますが、ここで上手に対応することで、確実に回数は減ると思います。根気強さがいりますが、担任もサポートする(はずな)ので、じっくりいきましょう。

ステキな2学期になることをお祈りしています。

関連リンク

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