パパ教員の戯れ言日記

パパ教員の立場から、ただただ戯れ言を綴る日記。教員全体の意見ではありませんので、悪しからず。

黒板に書かれた"Thank you!!"を見てホロリと来た話

夏休みになった

7月20日は終業式。クラスの子全員に通知表を渡し、小学校生活最後の夏休みを楽しく過ごして欲しいと伝えました。

さようならの後、玄関に行き、傘や上履きを置いていっている子がいないか確認。たいていの子が帰ったので教室に向かうと、廊下でとある子が「先生、黒板にメッセージ書いたから!」と言って帰って行きました。

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Thank you!!

何気ない言葉。1分もかからずに書ける言葉。でも、とっても嬉しくて、ちょっとホロリときた。

何故か。

書いてくれた子が、いわゆる「不登校」の子だったからです。

お互い苦しかっただろう1学期

その子が長欠であるということは、持ち上がっているわけですから知っています。しかし、それほど深く関わりを持っていなかったので、どういう子なのかについては深く知らなかった。前の担任の先生も、長欠な訳ですからあまり知らないと。

そんな子が、始業式の日に決意の表情で朝から学校に来ていました。

でも、次の日から再び休みました。

でも、今年は学校に行こうと思ってくれたのか、放課後に教室に来て、一緒に過ごすことが、週1ペースくらいでありました。だいたい5時すぎから6時すぎまで。(これに関する教員の負担だとかはとりあえず横に置いておきます)

他愛ない話をすることもあれば、算数の学習をすることもあり、マイクラの話をすることもあり、調理実習を家でやってもらった話をすることもあり。

ゆるい感じで、来たくなったら、先に電話だけしてもらって。

時には、
「ごめん~、今日はもう帰るのよ(結婚記念日)」
「今日は総合でインタビューしに行く相手と打ち合わせがあるから学校にいないの(あいさつ回り10件)」
みたいな感じで、ダメな時は普通にこっちも断る。

そんな感じで続けて行くと、5月中旬くらいからでしょうか。徐々に笑顔が増え、給食の時くらいから学校に来ることが増えてきます。

6月には、市が設置している「不登校児のための教室」のお知らせを渡したのですが、「そこに行くくらいなら学校に行く。」と言ったとお母さんが教えてくれました。(それを聞いた日はプレミアムモルツ飲んだ)

7月。彼が自分で目標を立てました。

「14日あるから7日は来る。」

ナイス心意気です。

そして、終業式。

朝からいました。彼。ちょうど7日目の登校です。目標達成。

通知表を全員に渡します。きっと放課後に渡すことになるんだろうなと覚悟していたので、すがすがしい。

そして、とどめのこれです。

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そんな大したことはしてませんけど、Thank you!!って言われるくらいには、彼に何かを残すことができた1学期だったんだなぁと。

そんな風に1学期の彼とのことを振り返ってしまい、みんながいなくなって寂しくなった教室で、ちょっとだけ、ちょっとだけ目を赤くしてしまった。

教員の仕事は、ほとんどが報われないというか、伝わらないというか、分かってもらえないというか、よく言われる例えが「ザルで水をすくっている」といわれる位のことなんですけど、時々こうやって返ってきます。

別に感謝されたくてやっている訳じゃ無いですけど、こういう風に感謝の気持ちを伝えられると、「もうちょっと頑張ってみるかなー。」なんて思ってしまうのが、教員だと思います。

書いてて思いますけどチョロいですねー。笑

さて。でもこれで終わりじゃ無いです。2学期をどう過ごすか。卒業式をみんなで迎えるために、2学期も頑張らないとです。

Watcha!でいただいた熱量を失わないよう、夏休みも頑張りますー!

まずは毎年恒例の「はんこ祭」からじゃー!!!!!

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