N100搭載のPCがいっぱい出始めた
N100はAlder Lake世代のE-Coreのみで構成された4C4T / 最大ターボクロック3.4GHzのCPUです。そのTDPはわずか6Wという省電力設計で、一部の愛好家の間では人気を博しています。
Intel N100でゲームをするとどうなるの?ワンチップでどこまでやれるのか。ゲームベンチマーク公開 | ニッチなPCゲーマーの環境構築Z より引用
Alder Lake世代からのIntel CPUには、PコアとEコアという高性能コアと高効率コア、2つのコアが組み合わさっているのですが、そのうちのEコアのみで構成されたCPUが今回取り上げているN100です。
普通、高効率コアということで性能じゃ無い方のコアなんて集めて大丈夫かという話なのですが、このEコアもかなりスゴいらしいんです。
試すしか無い!
と言う訳で、2つ揃えてみました。
- CHUWI LarkBox X
- IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen 8
LarkBox X - どうしてこの機種を選んだか
N100搭載のミニPCはいくつもあるのですが、メインメモリにDDR5を搭載しているPCの方が高いです。
仕様上はDDR4かDDR5に対応しており、シングルチャネル動作で16GBまでという制限があります。
なので、Dualチャネルにすることで帯域が上がるということは、仕様上はありません。(ところが、32GB認識しているYouTube動画あったりするので、実際は分かりません)
それで、DDR4とDDR5は帯域幅にかなりの違いがあるので、選ぶならDDR5の方がいいのです。
と言う訳で、楽天で購入。どーん。
以前、義父の家に置いて、NPOの事務所にも置いているCoreBoxと比較するとこんな感じ。
これ、本当に動くの?と思うレベルで小さくて軽いです。
しかも、USB-Cポートに給電すると動く!
なので、ディスプレイの後ろに備え付けで、ディスプレイのコンセントだけでOKです。
Wi-FiはIntel AX101なので600Mbpsまで。
ですが、有線は2つ積んでおり、左側が2.5GbEです。
Fast.comでスピード測定したら、なぜかNuro光の2Gを超えた数字が出る。何でだろう。
とまぁ、普通に使えるとしか言いようが無いのですが、PD給電で動くとは思ってなかったのでビックリです。軽さ的には持ち運び余裕です。ホテルのテレビにHDMI接続して、PD対応充電器とトラックパッド付きのBluetoothキーボードと一緒に持ち歩けば、いつでもどこでも仕事できますね。
Octane2.0の結果は45688でした。(PD給電でもほぼ一緒のスコアです)
Web閲覧くらいならサクサクでこなしますし、Windows Updateしてたら重くてダメみたいなこともありませんでした。うん。普通に使えます。
これはLinux入れて自宅サーバーのリプレイスもアリですね。
しかも、楽天で買ったとき、「次回CHUWIで使える20%クーポン」もらえました。(今買うと15%みたいです。)
2つ買う人は納期ズレてもいいならお得に買えると思います。
ただ、マイクラはちょっとコマ落ちします。昆布を根から収穫して、昆布大量、魚、ドラウンド、水描写みたいな時にはさすがに処理が引っかかりました。
そういった意味では、ガッツリ使う人はもう少し良いものを買った方がいいです。
と言う訳で次。
IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen 8
これはですね、最高が詰まってますよ。えぇ。
N100なのは前提として、マルチタッチ対応12.2型 WUXGA IPS液晶っていうのが、レアキャラです。
12インチクラスになると、フルHD以上の解像度の液晶を搭載することって早々無いんですよね。(タブレットにもなる2-in-1 - DuetとかCM3を除いて)
なので、今年の6月にサポート期限を迎えてしまったASUS Chromebook Flip C302が12.5インチなのにフルHD液晶で最高だったんですけど、その後続機がようやく来たという感じです。
正直それだけで最高なのに、N100載っけて来ましたからね。それでこのデザインですよ。
今まで使っていたCeleron 6305搭載のFMV Chromebookとスコア比較すると、倍くらい違う。
もう、GIGA端末に載ってるCeleron N4100とかがかわいそうになるレベルです。
この機種を簡単にレビューするならば、iPadより安い値段であるにも関わらず、普段使いで気になる処理の遅さが無い。ということに尽きます。
(これも楽天で買いました。お買い物マラソン走りました。Amazonもあります。)
この機種の気になる点は以下。
- テントモードにしてもスピーカーが反転しないため、右と左が逆のまま動画を見ることになる
- スピーカーからの音が若干小さめ
- キーボードのフィードバックが若干ペラペラ
- USB-Cが1つしか無いのは気になる人には気になる
私が気に入ったのは以下。
- Wi-Fiがおそらく1.2Gbps接続のため、速い。
- 小さいけどキビキビ動く。
- 見た目が良い
- HDMIついているのでアダプタ持ち歩かなくて良い
と言う訳で、以上、2機種を使ってみたのですが、どちらも普段使いには最高の端末でした。
もう少し商品設計がこなれてきて、価格も落ちてくるころにGIGA端末の更新がやってきます。
これらのCPUを積んだPCで子どもたちが勉強をする日もそう遠くないのかも知れませんね!そうするとかなりワクワクの予感です。