パパ教員の戯れ言日記

パパ教員の立場から、ただただ戯れ言を綴る日記。教員全体の意見ではありませんので、悪しからず。

プログラミング教育本を出します!

仲間と本を出します!是非ご覧ください!
👉本の告知記事

教頭試験が終わった

教頭試験を受けますという決意表明から2ヶ月経過しました 

以前、「『管理職次第』で変わることが多いなら、管理職への道を目指そう。」
という話をしました。

blog.edunote.jp

そして、先日、全ての試験が終わりました。

倍率が低い

やはりというか何というか。教頭試験の倍率が低いです。
私の知っている情報では240人の枠に対して296人が志願。1.23倍です。

もはや管理職というのは憧れの対象では無くなってしまったということが、倍率からも明らかになっています。

なぜ志願したのか

前回の記事にも書いたのですが、「管理職次第」で変わることが多いなら、管理職への道を目指そう。というのが今回のきっかけです。
実は、一度試験の打診を断ったんですが、そのあととある先生から、報復人事を受けたという話を聞きまして、思い浮かんだのが、故・いかりや長介さんが演じる和久さんのセリフ。

「正しいことをしたければ偉くなれ」exciteのページより

これ、今さらながら含蓄あるなぁと思ってます。

残念ながら公教育では一般教諭からはゲームチェンジャーはなかなか現れません。様々な法律や規則によって、私たちの服務は規定されているからです。だからこそ守られているというのもありますけど。

なので、やりたいことをやるためには管理職になるしか無いんです。特に、校長に認められている権限は大きいです。(法に触れなければ)結構何でもできます。

しかも、今はカリマネが言われているので、時数ですら特例校になれば変えられるようになりました。

www.kyoiku-press.com

「正しいことをしたければ偉くなれ」。正しいと思うことに向かって進みたいのであれば、先ずはルール通りに偉くなる。そしてルールを変える側になる。公教育での王道はそうなっている訳ですね。

とは言え、それをすっ飛ばして私立の学校を作ったりしていく方もいるので、何が良いのかは分かりません。でも、公教育でそれをやることに意義があるとも思ってます。

試験の内容

さて、あまり書いて良いのか分からないので簡単に。

私の勤めている県では、教頭試験のためには以下のような試験を受けます。

出願

試験じゃ無いんですけど、これがまず第一のハードルです。出願に関する情報は管理職からしか得られません。要するに、管理職に受けることを認められないと出願すらできません。

筆記

論文(1500字、90分) + 法規に関する問題

論文は、お題が与えられてそれに対してどう考えるかを書くもの。

当日のFacebookには次のように反省を述べておりました。

さて、今日の筆記の試験を振り返りますと、論文の問題の出題傾向が異なりました。
過去問では、だいたい以下のようなパターンで論文の課題が示されています。
「(課題を伴っている現状が前段にある)あなたは教頭としてこのことをどう受け止め、どのように学校運営をしていきますか。」
ところが、今回はもうすでに学校経営の視点が示されていました。


(問題文)
 あなたが教頭として着任すると、校長から次のような話がありました。
 「私は、元気で活力のある学校をつくりたいと考えているが、そのためには、教職員が健康で、持てる力を十分に発揮することが大切である。そこで、今取り組んでいる働き方改革をより一層進めたい。」
 このことを受け、あなたは教頭として、どのように学校運営に取り組みますか。具体的に述べなさい。


「校長は経営方針として○○という目標を掲げ、そのために(方策1)(方策2)が大切と考えている。そして、その実現のために(具体案)を実施したいと考えている。」
事前に準備している人ほど、自分が考えていた方策が使えないパターン。
今までの過去問のように何も考えずに、
教職員の働き方改革の実現は、昨今の大きな関心事であり、元気で活力のある学校の実現のために取り組むべき喫緊の課題である。
みたいに書き始めてよいのか、それとも違う書き出しにしようかというところでまずひと悩み。
(結局私は違う書き出しにした。)
働き方改革についての一般論を述べるだけでは、より一層という定義から外れてくるので、新規性のあるものを書かなくてはならないのかなというのにひと悩み。
結局私は、柱を校長の言葉を借りて「教職員が健康である学校運営」と「教職員が持てる力を十分に発揮する学校運営」の2つにわけ、それぞれの具体策を書いた形になりました。
どうなんだろうなぁ。伝わるといいけれども、今回の問題には多分面食らった人も多かった気がするなぁ。
もう一つの法律関係はダメダメでした。知識が足らん。

論文については、変な話ですがブログで文章書くのを続けていたので(ブログ自体は高校生からやっていた)、文章書くのは好きなんですよ、自分。なので考え方の柱さえできれば、平均は取れると思ってました。

問題は法規。

まず、持ち込んで良い本があったんですけど、これです。5000円。

www.daiichihoki.co.jp

これ、ほぼ全員が本年度版を持ち込んでるんですよ。すごい光景でした。
ページ数 3068ですよ。まぁ出る法規はこの中の一部ですけど、30分で40問だったかな、〇×、穴埋め、選択の問題をひたすらと。

例えば、穴埋めだとこんなのです。

(         )は、政令で定めるところにより、教科用図書の無償給付及び給与の実施に関し必要な事務を行なうものとする。

まず、法令の名前は載ってませんので、出ている残りの文章から法令の名前を類推して調べて抜き出す感じです。(覚えているならそれに越したことは無いんですが。)

この問題は完全に私の準備不足で、穴があったら入りたい。修行が必要に感じました。

そして後日の面接。

面接が始まる前の心拍数が120を刻んでいました。座って深呼吸しても全然改善されません。笑

面接では、私の教育信条といった私に関することと、法令や県の施策をどこまで覚えているかといったことが試されまして、上で述べたように準備不足でした。

「あなたは、今年の県の不祥事対策として例年と違う取り組みがされていることを知っていますか?」

「・・・・・・・・すみません、勉強不足です。」

(正解は不祥事防止の取り組みを重点的に行う期間が長かったらしいです)

何度同じセリフを言ったか…。

面接官の先生が話を広げるための質問をするんですけど、その質問に答えられないから話が広がらない…。

「病気休暇の日数は何日までですか?」
「えっと、半年だったと記憶しています。」

「…90日ね。覚えてね。」

帰 り た い。

集団討論では持ち前のコミュ障が発揮され、発言回数は最下位でした。ありがとうございます。

感想

というわけでですね、準備不足だったので、この低倍率でも落ちるとは思うんですけど、まず思ったのは学校の管理職はこういう門をくぐり抜けて合格しているんだということが理解できたということです。

そして、そういう方たちのもとでぬくぬくやっていた自分がいて、愚痴のエントリーを見直すと「お前…ホント…わかったような口聞いてますねぇ…」というモノが多いんですよ。これまた恥ずかしい。

自分の働いている職について見直すことができたことは何よりの収穫でした。

管理職の先生、リスペクトです。

…落ちても来年度また受けます。