休校中の過ごし方について、色々と考えています。
たくさんの実践があり、Teamsを使っているところ、Zoomを使っているところ、schoolTaktを使っているところ、様々です。
文科省の取り組み事例でも挙がっていました。
こちらは千葉大学教育学部附属小のサイトですが、素晴らしすぎます。
Teamsなので何か食べながらでも大丈夫ですね。笑
ただ、こう言うのって附属小だからでしょ、みたいな意見が出るんですけど、違うんです。
違う公立学校の例。
できるのよ。PCを使う環境が普通になっていれば。鉛筆と同じような立ち位置にあれば。
ただ、残念ながらうちの市ではそれは遠い夢。(こう言うときに市町村で格差出るの、本当に変だと思うけど。)
だったら、できることをやろう。
学校のWebサイトで、学習に役立つ、休みの日でも使えるコンテンツを紹介しちゃおう、と思い立つ訳です。
市教委の神対応
今回のcovid19の件を受けて、ルールが改正され、学校のWebサイト更新が格段にやりやすくなったんですよ。
まずは今までの更新方法からおさらいしましょう。
今までの更新方法
- 仮想パソコンにログインする
- CMSにログインする
- 更新の下書きを作る
- プレビューをPDFに書き出す
- PDFを仮想パソコンから実パソコンに移動させる(ウィルスチェックの順番を待つので5分程度のラグ)
- 実パソコンからPDFを印刷する
- 更新願いの書類を作成して判子を押す
- 管理職に願いの稟議を通す
- 文書便(1~2日かかる)で市教委に出す
- 市教委の許可が出る
- 市役所の広聴課の許可が出る
- 下書きが公開される
という流れで、ざっと1週間くらい。
なので、「今日の運動会は実施します」とか絶対に無理だったんです。
それが、フローが変更されたんです!
新フロー
- 仮想パソコンにログインする
- CMSにログインする
- 更新の下書きを作る
- プレビューをPDFに書き出す
- PDFを仮想パソコンから実パソコンに移動させる(ウィルスチェックの順番を待つので5分程度のラグ)
- 実パソコンからPDFを印刷する
- 更新願いの書類を作成して判子を押す
- 管理職に願いの稟議を通す
- 管理職が市教委に電話する
- 市教委が許可を出す
- 下書きが公開される
なんと、文書便じゃなくて電話でOK、そして広聴課ではなく市教委の許可で公開されるという、素晴らしい短縮!
午前中に更新の手配をすれば、夕方には反映されるようになりました!
進歩を喜ぼう。うん。
管理職も特設ページの開設を快く認めてくださる。本領発揮じゃないですか。
「よーし、がんばって更新しよう!」
と更新を始める訳です。
まずは、市教委から出ている文書に載せられていたサイトへとリンク。
その後、経産省のページを見たり、まとめ記事を見たりしながら、どの取り組みが子どもたちにとってフィットするかを考えてピックアップしていきます。
「マンガ日本の歴史が読めるのか!これもリンクしたいなー」
「ベネッセもドリル公開かー、学びライブラリも開放!リンクしたいなー」
みたいに。3時間くらいかかってようやく完成。(市のCMSに慣れていない…)
管理職の許可も出る。そして管理職が電話をかけてくださった。
よし。OKです。
市教委の謎対応
2時間くらい経ったでしょうか、市教委から電話が掛かってきたようで、教頭先生がおそらく「?」を頭に浮かべながら私の方に目配せをしています。
近づく私。
「リンクの許可は取ったか、だって。取った?」
「えっと、おっしゃる意味が分からないのですが。」
「文科省などへのリンクは問題ないけれども、私企業へのリンクは、許可を取って欲しいということみたい。どうする?」
「え…。とりあえず、その私企業のリンクを今から外すので、外した分だけで公開していただけるようにお願いできませんか。」
「じゃあその方向で話をするね。」
「はい。お願いします…。」
徒労感。
とりあえず私企業へのリンクを外してもう一度更新申請。(PDF作りからやり直し)
それは通りました。
教頭先生の有り難すぎる対応
その後、数日して。
「返事来たよ。」
と教頭先生。
何の事かと思っていたら、教頭先生が私がリストアップしていたサイトのメールフォームからリンクの許可を取るために問い合わせてくださっていた!!!!!!!
許可が取れたサイトを再度追加して公開。今に至ります!
できることからやろう。
タイムラグはあるけれども、逆に言えば許可を取れば載せられることは判明したので、相手にもお手数をかけちゃうのですが、問い合わせて返事が来たら載せていこうと思います。
企業の方には本当にすみません。もし可能でしたら、リンクフリーを明記していただけると確認の手間が省けます。ほんとすみません。平成初期の個人サイトみたいな表記を今さら求めてすみません!
来週は卒業式。温かい式にできるよう、努めます!