えっとですね、まず、愚痴やめようと思ったら、何もネタが思い浮かばなかったのですが、ようやく書くことが降りてきたので書きます。笑
何かを持ち上げるのに、何かを下げなくて大丈夫だということに、最近気付きました。
— すずすけ@Type_T (@szsk_edu) 2020年1月18日
おかげでブログのネタがありません。笑
今回ポエムなので、何もためになる内容は書いていません。このブログの存在意義はブログ名をお読みください。「パパ教員の戯れ言日記」です。いつもお世話になっております。
さて、教員採用試験の倍率低下が言われています。
様々な考察はされていますが、以前よりも不人気になったというのは間違いなさそうです。
私もこの一年、転職も視野に入れていたのですが、やっぱり授業がしたくて教員続けております。そんな、教員としてのアイデンティティに関わる話です。
授業がしたい
このコマ、めちゃくちゃ刺さりました。
そうなんですよね。私も学校の先生になるという夢を小学5年生くらいから持っておりまして、それがかなった今、漠然と過ごしている感があったわけです。
だからこそ、これは不満だーという思いをブログにぶつけて自己満足に浸っていたわけですが、今回、教員を続けている意味について、1年生が気づかせてくれました。
よくも悪くも素直すぎる1年生
1年生の担任の先生が休みを取ったので、自習監督として行きました。気心知れた先生なので、「1時間授業やってよ」って言われて授業をすることに。
私、1年生の担任やったことないんです。なので、「マジか!」って思いながらも、楽しそうなので受けることにしました。
それで、100までの数の途中の1時間をやるということで、教材研究をちょっとやり、一つだけ指導書にも無いけれども楽しそうなので仕掛けを入れました。
写真撮っていなかったのでエクセルで適当に作った画像で失礼します。
教科書に付属しているカードをミシン目で切り取っての授業です。
まず、ミシン目で切るのが超大変で、あちらこちらでミシン目を逸脱して違うところが破れる事件が勃発。クラス中あちらこちらで助けを求める声が起きて授業どころじゃない。笑
そして、この子達が優秀すぎて、どんな決まりがあるか、という課題はあっという間に達成されてしまう。(縦に見ると…横に見ると…)
このカードはビンゴカードみたいになっており、一つ一つ数字を隠すことができるのですが、隣同士でクイズを出し合っても簡単すぎて飽きちゃう。挙句の果てには簡単すぎるからと言って、裏面を見せて空いているところを当てさせるという、超絶難しいクイズを出す子が続出する…。
予想外過ぎて1年生って難しいいいいいいいいいいい!!!!!
でも、そんな中でも実物投影機でノートを実際に写しながら一緒にノート書く→すんなりできる。
決まりを見つけるときに一緒のカードを実物投影機で写しながら確認する→反応良い!
というように、低学年での実物投影機の利用がとても有用であることを確認。
そして、授業の最後に仕掛けを投下。
これを実物投影機で出して、真ん中の数を当てさせるゲームをしたのですが、まぁ、反応の良いこと良いこと。簡単すぎない難易度のクイズだったようで、みんな超考える。
手がいっぱい上がったところで、「せーの」って言ってあげると、「55!」みたいに威勢のよい答えが返ってきて盛り上がりました。ふふふ。策にノッたな。君たち。
ただ、ノート書くときに文末に「。」をつけ忘れていたら、「先生は一年生の先生したこと無いからしょうがないよね!」って謎の上から目線を浴びました。良くも悪くも素直です。笑
もう一時間、今度は5年生と一緒に。
その前の時間には、担任しているクラスと1年生と一緒に、Viscuitをやりました。
5年生はファシリテーター兼サポート役としてついてもらいました。
1年生は初のViscuit!
お弁当づくりでマウス操作の確認をしたあと、プログラミングに入っていきましたが、あっという間に吸収していく1年生。5年生もうまいことサポートしてます。(何人か答えを出しちゃったのが次回への反省点!)
これは、物語の様子をViscuitで表すという国語の学習、普通にできますなー。
そして、授業が終わって、コンピューター室から出るときです。
女の子が
「あーーー楽しかった!!」
って言って部屋から出ていきました。
その時、「あぁ、これが自分がやりたかったことだー」ってしみじみ思っちゃったんです。
学んでいる時に笑顔を引き出したい
子どもたちが、一生懸命に集中している時。その先にニッコリ笑顔があるかどうか。
友達と笑いながらも、「それでさ、〇〇って…」と学びを深めていっているか。
私の中では「学び×笑顔」の相乗効果がとっても大事だったんだなぁと、改めて思い出しました。プログラミング教育に取り組んでいるのも、笑顔になることが予想できるから、という理由も大いにあります。(なので、Scratchに取り組んでいる時に違うことを始めても、まずは見守ります。最終的にゴールに着いていればいいと思っているので。)
私はプログラミング教育に限らず、どんな授業でも、自由度の低いものに幅をもたせて、どうやったらそれぞれが学びやすいようにカスタマイズしながら、楽しく学んでいけるかを考えています。(そんな凄いことはめったにできないのですが)
そうやって授業をした時に、授業中の子どもから、できて「良かった!」と笑顔に思わずなったり、授業が終わったあとに「あー、楽しかった!」って言っている瞬間に立ち会うのが大好きなんですよ。(もちろん、ただ楽しいだけの授業はNGという前提です)
なので、今回は素直な一年生からその言葉が聞けて、そして授業をして楽しそうに考えている様子を見て、「あ、自分がやりたいことって、これだったわ。」と再確認させてもらいました。
だから、教員をやっているんだなーと思います。
自分が取り組んでいることが、忖度を知らない、世界一シビアな子どもたちによって判定されるのって、シビレますよ。Facebookでいくら「いいね!」をもらっても、目の前の子ども達は嘘をつきません。つまらなかったら最悪寝ます。でも、策にハマった瞬間、笑顔で超やります。
教員は、授業で勝負っていうのはそういうことかなと思います。
なので、そういうところに魅力を感じる方は、ぜひ教員を目指してみてはどうでしょう。厳しい審査員が待ってます。笑
というわけで、色々考えたのですが、転職しません!
教員として、もっともっとやるべきことややりたいことがある!
その一つは授業だ!
進みます!!
(以下余談)
以前スタートした、プログラミング教育を一緒に頑張っていこうという教員が集まれるように作ったグループ、Type_Tですが、おかげさまで賛同者が20名以上になりました。
一緒に活動してみたい方はぜひ、お知らせください。