パパ教員の戯れ言日記

パパ教員の立場から、ただただ戯れ言を綴る日記。教員全体の意見ではありませんので、悪しからず。

作文の添削時には、指導と感想を分けて考えるスタイルを採りたい

朝の日課は、はてブのチェックと新聞のチラシのチェックです。おはようございます。

さて、今日もはてブを見ていたら、こんなまとめが目に入りました。

togetter.com

なるほど。これは、指導内容と感想が一緒くたになっているパターンですね。

作文指導の目的と実際

作文を書かせる際には、もちろん国語科における指導事項を意識して書かせる訳です。

例えば、高学年の学習指導要領では次のように目標を設定しています。

目的や意図に応じ,考えたことなどを文章全体の構成の効果を考えて文章に書く能力を身に付けさせるとともに,適切に書こうとする態度を育てる。

そして、解説では書くことの指導内容の「構成」部分については以下のように解説しています。

イ 構成に関する指導事項

 中学年の「イ 文章全体における段落の役割を理解し,自分の考えが明確になるよ うに,段落相互の関係などに注意して文章を構成すること。」を受けて,自分の考え を明確に表現することを重視して文章全体の構成の効果を考えることを示している。

 自分の考えを明確に表現する」ための構成とは,自分が考えていることを明確に することだけではなく,相手が書き手の考えを明確に理解できるようにすることであ ることにも留意しなければならない。文章全体の構成としては,例えば,物語では, 「状況設定-発端-事件展開-山場-結末」など,説明的な文章では,「序論-本論 -結論」,「現状認識-問題提起-解決-結論-展望」などがある。統括する内容を位 置付ける箇所によって,冒頭部に統括する場合の「頭括型」,終結部に統括する場合 の「尾括型」,冒頭部・終結部の双方で統括する「双括型」などがある。これらを目的や意図に応じて効果的に用いて,自分の考え及び相手の理解が明確になるように文章を構成するのである。

 それぞれの段落の内容としてどのようなことを書けばよいのかを考えたり,自分の 考えを一貫して述べたりすることなどに注意することが大切である。また,書き出し に読み手の関心を喚起する事例を配置したり,概説や要約を活用して読み手が考えを 理解しやすいように工夫したり,冒頭部や終結部の書き方を工夫したりすることがで きるような学習を適切に位置付けることも必要である。なお,〔伝統的な言語文化と 国語の特質に関する事項〕(1)イの「(キ) 文や文章にはいろいろな構成があることに ついて理解すること。」と関連付けて指導すると効果的である。

という訳で、作文を書く時には、こういった観点に基づいて評価を行うわけです。
こんな難しく指導していたら子どもには落ちませんから、よく「はじめ」「なか」「おわり」って言って書いた記憶があると思います。

 頭括型は、最初に結論を述べてその理由を続けていく書き方、尾括型はおしまいに括論を述べる書き方、双括型ははじめと終わりに結論を述べる書き方です。今書いている記事は尾括型ですね。

このようなことを意識させながら作文を書きます。逆に言えば、指導事項も無いのに作文をただ書かせるのは指導とは言いません。

添削の時に留意したいこと

添削の時に留意したいことは、まず「指導事項」以外はとりあえず見ないということです。評価の軸がぶれます。

作文で添削すると、どうしても誤字や言い回しを添削したくなります。でも、その添削は「推敲」を指導するときにすべきです。本来は。

そして、添削時には指導内容と感想を分けて書くことです。

冒頭のケースでは、指導内容に道徳的な内容が含まれていたことに問題提起があります。なので、指導内容としてのコメントと、読み手が受け取る感想としてのコメントを分けて書けば問題なかったと思います。道徳教育は全ての教科の要(かなめ)ですから、感想を書く中に、そのような意図を含めるのは問題ないと考えます。

というかだね……!

何から何まで添削するとどうなるか知ってます……?

それやると、1人の作文に5分は余裕でかかる訳です。

40人学級でそれをやったらどうなるか。3時間以上かかりますよ。添削に。
16時から仕事をするとして、ぶっ続けで仕事をしたとしても19時です。書いた作文が翌日に帰ってきた記憶のある皆様、そういうことです。

そして、添削したら直しますよね。そしたら、またそれを添削する訳です。素直に直せばよいところを、何故か追加されていたりしてそこをまた添削する、(以下ループ)

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終わらねぇえええええええ!

なので、指導事項だけ見るようにしましょ?ほら、隣の先生?あなたが全部見てあげるということは、私にもそのプレッシャがーかかりま、あれ、お向かいの先生も作文ですか?え、終わるまで帰らない?帰れるんです?それ。

作文なんてキライだぁああああ!

…ウソです。私は指導事項以外はとりあえず無視するので、単純に作文読んでるのがめちゃくちゃ楽しい人です。

この前、物語を創作しました。絵から想起した物語を書く単元で、公園で遊んでいる男子と女子がメインで書かれている絵なのに、クラスの3分の1くらい、公園に落ちているどんぐりが登場してますからね。とある男の子はどんぐりがオッサン設定で、その女の子とLINEの友だち登録をして次から一緒に遊ぶようになるという謎展開がスタートして、職員室で「え?」と素で言ってしまった。

その時は「登場人物の設定を考えて書こう」をメインの指導にしたので、そういう設定が面白い物語が大量に出てきて面白かったです。

あれ、尾括型って言ったのに最後にまとまってないぞ。

添削ー!